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インタビュー :
タイ校卒業生 石田牧子

タイ校卒業生 石田牧子

2023年5月、富山県南砺市に開店したタイ料理店「サムラップ」。金土日のみ営業の隠れ家的レストランにも関わらず、本格的なタイ料理を提供する名店として既に評判、地元客はもちろん、遠くから足を延ばす人やファンの予約が絶えません。オーナーシェフの石田牧子さんは、2019年にル・コルドン・ブルー・タイ校でプロフェッショナル・タイ・キュイジーヌのディプロムを取得しました。

タイ校卒業生 石田牧子

©Corare Artisan Japan

外資系企業のマーケティング職で長らくビジネスキャリアを積んできた石田さん。独立後にフードライターとしてタイで取材をする中で、日本で食べるタイ料理と現地の料理の違いが気になったことから、タイ料理についてもっと深く体系的に知りたいという思いが強くなったといいます。基本的にタイ料理は正しいレシピや作り方が決まっているわけではなく、人から人へと伝承されてきたもの。理論的かつ体系的にタイ料理を学ぶのであれば、「なぜ?」という疑問にきちんと答えを出してくれる学校がいいと考え、バンコクにあるタイ校への入学を決めました。仕事を通してル・コルドン・ブルーの優れたカリキュラムを知っていたこと、英語で授業が受けられることも決め手となりました。

タイ校に入学した石田さんの意外な驚きとは、「仲間が素晴らしくて、皆とものすごく仲良くなったこと。久しぶりの学校生活が楽しくて仕方なかったこと」だと笑います。クラスメイトの6割はタイ人、残り4割は8か国からの留学生でしたが、日本人は石田さん1人だけ。皆から親切にしてもらい、先生からはもちろん、仲間たちからも多くを学びました。もともと料理人になるつもりはなく、ただ学びたい、知りたいという気持ちでしたが、9か月間のプログラムを受講し、タイ料理の奥の深さを知ることで、「自分が何も知らないことがわかった。もっと知りたい、学びたいことが沢山あるとわかったことが収穫」と石田さん。また、自分が学んだことを何らかの形でアウトプットしたい、人に食べてもらいたいと思ったことが、レストランの開店へとつながりました。

「料理にはその国の文化が集約されていて、食卓を見ればその国がわかる」と石田さん。経営するレストランの名前「サムラップ」とは、タイ語で“ごはん”とか“食卓”という意味。サムラップでは、タイのちょっと上流の家庭の食卓を再現したような料理を提供しています。石田さんが料理を通じて届けているのは、タイという国の文化そのものなのかもしれません。今後は「本当のタイ料理を知ってもらう機会をもっと増やしたい。そのためにイベントなどにも積極的に参加していきたい」と、夢が広がります。

Q.ル・コルドン・ブルーを選んでよかったことは?
良い先生と出会い、さまざまな国籍の素晴らしい仲間たちと一緒に学べたこと。また、ホスピタリティのクオリティの高さ、素晴らしさにも感動しました。授業はレベルが高く、厳しく、厨房での基本がしっかりと身に着きました。

Q. ル・コルドン・ブルーでの経験が今の仕事にどう活かされていますか?
料理の手順や作業などで、少しでも「楽しようかな」と考えると、先生の顔が頭に浮かんできて、絶対に手を抜くことができません。ル・コルドン・ブルーでの学びは、すべてに生きていると思います。

Q. これからル・コルドン・ブルーで学ぼうと思っている人へメッセージをお願いします

ル・コルドン・ブルーは世界中の誰もが知っている学校であり、その名に負けない素晴らしいカリキュラムとホスピタリティがあります。ここを卒業するということには大きな意味と価値があります。本気で学びたいと思う人には最適な学校でしょう。何よりも、とても素敵なところで、良い気分で通うことができると思います。

2024/10/22

 

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