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インタビュー :
パリ校卒業生 小山智子

 

インタビュー : パリ校卒業生 小山智子

葉山の街と海を見渡し、晴れた日には正面に富士山を望む美しいアトリエ。ここを拠点にフードコンテンツプロデューサーとしてしなやかな発想で幅広い活動をする小山智子さんは、マイクロソフトやAppleといったグローバルなIT企業で長く活躍した後、一念発起して渡仏。2023年にパリ校でパンディプロムを取得しました。

インタビュー : パリ校卒業生 小山智子インタビュー : パリ校卒業生 小山智子

 

小山さんはグローバル企業での職務経験と生来の食への関心から、食関連コンテンツを企画運営する会社・プラトグラフィコ(株)を2012年に起業。会社員の傍ら、副業ビジネスとして、チョコレートなどの食品輸入やフードコーディネーター、プライベートダイニング運営などのサービスを提供してきました。しかし、コロナ禍を経て、さらに深く食に関わる世界で仕事をしたいという希望が高まり、ワールドクラスの実力を身につけるべく、ル・コルドン・ブルーで学ぶことを決意しました。

長年勤めてきた会社を辞め、思い切ってパリ校に入学するにあたっては、年齢的なことも含めて迷いもありました。しかし、「望むことで扉が開き、手を差し伸べてくれる人がいる。出会いの一つひとつが楽しく、幸せな経験となりました」と小山さんは笑顔を浮かべます。
パリ校の授業はハードながらも刺激に満ちた楽しいものだったという小山さん。多国籍の生徒が集まるクラスは最高のチームワークで、シェフの明確な指導のもと助け合いながら職人の腕を磨く素晴らしい体験だったと振り返ります。また、教育の質の高さと、厨房設備のみならずITを駆使した最先端の教育環境には、長年ビジネスの第一線で働いてきた小山さんも感銘を受けたとか。

ディプロムを得て帰国してからは、ル・コルドン・ブルーのエッセンスを日常に取り込み、広く伝えていくべく、精力的に活動しています。日本にいるル・コルドン・ブルー卒業生のネットワークも活用し、情報交換や勉強会も行っているそう。また、世界的に注目されているアルチザンブレッドを葉山から発信、広めていきたい。サロンを開いて、フランス式のプチデジュネ(朝食)を提供したいなど、夢は広がります。
さらに、この秋からは世界的に評価の高いシェフパティシエの新店舗に、シェフアシスタントとして就任。実務の経験を積みながら、グランメゾンのオペレーションを学び、今後のビジネスに生かしていきたいと目を輝かせます。
小山さんのアッと驚くような行動力と温かなホスピタリティ、食への熱い思いは、止まることなく進化し続けています。ワクワクするようなアイデアと抜群のセンスで、これからも幸せな驚きを皆に与えてくれることでしょう。

インタビュー : パリ校卒業生 小山智子

パリ校でお世話になったオリヴィエ・ブドシェフにサインしてもらった本は宝物

Q. ル・コルドン・ブルーを選んでよかったことは?
共に学んだクラスメイトが世界中にいて、今も卒業生ネットワークで日々コミュニケーションがとれること。かけがえのない貴重な体験の続きとして、人生に深みを与えてもらいました。また、経歴に記すことで社会や業界からの評価も高くなります。

Q. ル・コルドン・ブルーでの経験が今の仕事にどう活かされていますか?
ル・コルドン・ブルーで得た知識と技術、経験をそれぞれの場所で適応させ、深化させ、さらにクリエイティブに実践していくことを学びました。日本には研究熱心な卒業生も多く、一緒にパンのラボを定期的に行って実務とクリエイションに生かしています。今後、ル・コルドン・ブルーのレシピとその素晴らしさを伝えられるようなフィールドを作ることも計画しています。 

Q. これからル・コルドン・ブルーで学ぼうと思っている人へメッセージをお願いします
年齢や性別、国籍に関係なく、インターナショナルな環境で世界最高峰の技術を学ぶことができ、何より素晴らしい体験のできる場所です。ここでの経験が、今後、世界と対等に生きていく上でも、必ずポジティブな価値を生み出すに違いありません。

2023/11/10

 

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