インタビュー:東京校卒業生 宮前 真樹
美養料理研究家を軸足に飲食店や商品プロデュース、料理本の執筆など幅広く活動する宮前真樹さん。10~20代にはアイドルとして大人気、今もタレントとしての顔を持ち様々なメディアに登場することからご存知の方も多いでしょう。そんな宮前さんは2004年に東京校で菓子ディプロムを取得した卒業生です。
BoboLeeはル・コルドン・ブルー東京校を卒業後、上海でBoboLEE Cakeを設立。自分のスタジオを持ち、オーダーメイドにこだわった最高品質のケーキを提供しています。オンラインショップのマーケティング、PR、物流手配を担当するのはビジネスパートナーのAndrew Liu。Boboのビジネス成功への鍵は二人の完全な役割分担にあるといっても過言ではないはず。
ケーキデザイナー&パティシエであるBoboLeeの作品には、菓子ディプロム卒業生としての血統が脈々と受け継がれています。Boboのケーキはまぎれもなくフランス流ですが、そこには日本独特の繊細さ、優美さ、そして洗練された簡潔さがあります。まさに、ル・コルドン・ブルー日本校の卒業生が持つ特有のスタイルといえるでしょう。
パティスリーやウェディングケーキのクリエイションのみならず、最近ではデビッド・ベッカムがプロデュースするウィスキー、ヘイグ・クラブのプライベートディナーパーティーでシェフパティシエを務めるなど活動の場は広がります。その活躍はさらに世界レベルへ。最近では、トム・ウルフ(イギリスの有名なセレブリティフードアーティスト)やスティーブン・リュー(現在中国で最も注目を浴びている料理シェフ)とコラボレーションするなど、これからのBoboLeeはますます見逃せません。
ル・コルドン・ブルー・ジャパンでの経験は一言でいうとどのようなものでしたか?
単に製菓技術の習得だけではなく、それ以上のものを得ました。特にクラスメイトやシェフとの交流からは多くを学び、僕の視野は大きく広がったと思います。僕にはなじみの薄かった「匠の精神」。これを体現する雄二シェフを筆頭とした日本人シェフ達にも強く感銘を受けました。
ル・コルドン・ブルー日本校で得た最も大きなものは何ですか?
僕は現在BoboLEE Cakeという自身のブランドを立ち上げ活動していますが、僕がデザインするケーキの多くはシンプルでエレガント。味と品質が重要なのはもちろんですが、こうしたシンプルな美的表現やミニマルなデザインのアプローチは日本のル・コルドン・ブルーで学んだものです。
菓子ビジネスを目指している人へのアドバイスはありますか?
まずは絶対に成功するんだという情熱。そして常に学び続け自分を改善しようとする意志が必要だと思います。
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