インタビュー:東京校卒業生 松崎 恵理
今年3月に第1回目が実施された日本初の栄養検定試験。健康的な食生活と健康維持のため栄養学の基本を身につけたい人を対象に資格の認定を行う検定です。一般社団法人栄養検定協会の代表理事としてこの栄養検定を主催し、料理研究家としても活躍する松崎恵理さんは東京校の卒業生。2010年にグランディプロムを取得しました。
ミシュランの3つ星シェフとして世界的に名高いフランス料理の巨匠ピエール・ガニェール氏がプロデュースするレストラン「ピエール・ガニェール」。ANAインターコンチネンタルホテル東京にある同レストランに勤務する宍倉ヨナタンさんは、東京校で料理ディプロムを取得した、将来有望な若手シェフです。
日本人の母とイスラエル人の父を持つヨナタンさんは、故郷イスラエルで日本料理店を経営していたお父様の影響もあり、幼い頃から料理することに興味があったといいます。高校を卒業し兵役を務めた後、いくつかのレストランで仕事をし、やがて本格的に食の世界を目指そうと考え、相談したのがル・コルドン・ブルー ロンドン校の元シェフ講師である知人。その人から東京校で学ぶことを勧められて来日を決意します。日本は食文化の幅が広く、レベルも高く、ミシュランの星を持つレストランも多いため、きっと将来の役に立つという理由でした。
入学当初は初級だけ受講するつもりでしたが、充実した講座内容とシェフの指導にもっと学びたいと意欲は高まり、最終的に全課程を修了してディプロムを取得します。在学中は授業とレストランでのアルバイトの二本立てというハードな日々。そのうえ、ミシュラン1つ星レストラン「シェ オリビエ」に頼み込んで勉強をさせてもらうなど、実力を身につけるために人一倍努力しました。ディプロム取得後には、研修プログラムを利用してピエール・ガニェールでインターンを経験。その時の働きが認められ、研修期間終了と同時に就職が決まりました。
できるだけ多くの経験を積みたいというヨナタンさん。「今はひたすら頑張る時期です。たくさんの経験を積むことで、その後のビジョンや将来の夢が見えてくると思うから」と、可能性の広がる未来に向けて、静かに闘志を燃やします。
Q. ル・コルドン・ブルーを選んでよかったことは?
短期間で効率よくすべてを学べること。レストランなどの現場では3~4年かかるような知識と技術をこれだけ短期間に体系的に身につけられる環境はないと思う。
Q. ル・コルドン・ブルーでの経験が今の仕事にどう活かされていますか?
授業はフランス語で行われるので、ルセットや料理に必要な専門用語を最初からフランス語で学べたことは今の仕事にすぐ役立ちました。また、シェフが自身の経験として教えてくれた様々な厨房での知識はすべてが今に活かされています。
Q. これからル・コルドン・ブルーで学ぼうと思っている人へメッセージをお願いします
目指す方向、目標がある人にとって、ル・コルドン・ブルーは理想的な環境です。短期間で効率的に基本を身につけることができ、どんな場所でも必ずその基本を活かすことができるのですから。
2019/09/17
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