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エリザベス女王のロイヤルウェディングケーキ

エリザベス二世とフィリップ殿下のご成婚70周年記念、
ロイヤルフルーツケーキ作成秘話


エリザベス二世とフィリップ殿下のご成婚70周年を記念して、ル・コルドン・ブルー、ロンドン校は結婚式を彩った約3メートルのウェディングケーキの再現に挑戦。その模様がITVのA Very Royal Weddingという番組で紹介されました。

1947 royal wedding cake recreation with le cordon bleu team
Picture credited to Harry Page.

このアイコニックなケーキはル・コルドン・ブルーのヘッドパティスリーシェフであるジュリー・ウォルシュとシェフのマシュー・ホゲット、そしてパティスリーチームと生徒たちの手によって制作されました。彼らは数カ月かけてリサーチし、ケーキを焼き、そして4段にも及んだこのケーキ全体にデコレーションを施して、長い時間をかけ、1947年に作られたウェディングケーキを再現しました。

約3メートルの高さを誇るこのケーキは、なんと230キロ。約30キロのバター、2キロ半の砂糖、卵750個に160個のオレンジ、そして3リットルのラム酒という驚きの量の材料が使われました。

2017年11月20日月曜日、ル・コルドン・ブルーは女王陛下に御成婚70周年を記念したこのケーキをご覧いただき、さらにロイヤルウェディングケーキの一番上の段をお渡しする機会に恵まれました。アーカイブや写真に基づき、このフルーツケーキはサイズまで完璧に再現され、複雑なデコレーションたっぷりの真っ白なロイヤルアイシングが施されました。

ル・コルドン・ブルーは過去にも様々な素敵なイベントにかかわってきました。1953年の戴冠式晩餐会では「Poulet Reine Elizabeth」というメニューを考案し提供。このレシピはいまでもコロネーションチキンという名で広く知られ、愛されています。ル・コルドン・ブルーはこのような素晴らしいイベントへの参加を通じて、生徒たちに魅力的なトレーニングの機会を提供し、さらにル・コルドン・ブルーのマスターシェフ達の圧倒的な技術力を世界に示してきました。

Queen Elizabeth's coronation menu

このウェディングケーキ、数週間にわたってGood Morning Britain ITV live show他、様々なメディアに取り上げられ話題になりましたが、現在は2012年に女王陛下自身がオープンされたフォートナムアンドメイソンのダイアモンドジュビリーティーサロンに。11月21日から二週間ここで展示されます。

royal wedding cake on display at Fortnum and Mason

そしてこのケーキはその後、チェルシーの王立病院で暮らすお年寄りや各地の老人ホーム、女王陛下が運営されるチャリティー団体などへプレゼントされる予定です。

ル・コルドン・ブルーのマスターシェフたちがいかにこのロイヤルウェディングケーキを再現したかについての詳細は、以下のリンクをご覧ください。



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フィルタ

ジャパニーズスイーツの要、餡

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「12年ぐらい前でしょうか。まだ日本に住む前、旅行で訪れた際に初めて"餡"を口にして、非常に驚きました。フランスでは豆を砂糖で甘く煮るということはまずしませんから。食感も不思議でした」

これぞジャパニーズハーブ、しそという食材。

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「私が“しそ”と出合ったのは、もちろん日本に来てからです。フランスにはない食材ですから」 2000年に来日し、日本での生活も15年目を迎えたドミニクシェフ。しそとは日本食を通じて出合ったという。 「珍しくもあり、初めて味わった時からとても好感の持てる香りでした。」

種類豊富で、様々な料理に応用できる味噌

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「私が初めて味噌と出合ったのは来日してすぐ。そう、味噌汁です。何の違和感もなく、好きになりました。ステファン・レナシェフがこの食材と出合ったのは7年前。「日本人なら誰もが親しむ味ですから、これから日本で料理をしていくなら、味噌を使わない手はないだろう、すぐにそう思いました」」

四季を感じる食材で、ニッポンを体感

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年末のお楽しみと言えばヴァンショー(ホットワイン)が付きもの、これをジュレに仕立てました。ドライフルーツたっぷりのスペキュロスとヴァニラアイスクリームを添えれば、お祭り気分を盛り上げる簡単デザートの出来上がりです。

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