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トリュフ風味のラングスティーヌ、スペルト小麦とトランペット茸のリゾット

トリュフ風味のラングスティーヌ、スペルト小麦とトランペット茸のリゾット

スペルト小麦は、全粒小麦の一種。かすかに甘いヘーゼルナッツのような風味が特徴です。加熱すると、ふわりと軽くなり、リゾットにぴったりなアルデンテな歯ごたえが生まれます。今月は、トランペット茸、トリュフ、ラングスティーヌを組み合わせた豪華な一皿をお届けします。

4人分
調理時間:約1時間

材料

トリュフ風味のラングスティーヌ
  • ラングスティーヌ 20尾(約1.5kg)
  • 鶏のフォン500ml
  • 黒トリュフ 20g
  • 塩、コショウ
    - - - - - -
  • 菜種油 20ml
スペルト小麦とトランペット茸のリゾット
  • エシャロット 2ケ
  • 菜種油 20ml
  • トランペット茸 100g
  • ニンニク 1片
  • タイム 10g
  • スペルト小麦 200g
  • 熱い鶏のフォン 500ml
  • バター 40g
  • 塩、コショウ
仕上げ
  • パセリ 50g
  • パルメザンチーズ 50g
  • 黒トリュフ 40g
  • 菜種油 10ml

作り方

トリュフ風味のラングスティーヌ:

ラングスティーヌを鶏のフォンで1分半ゆでる。取り出して冷ましたら、殻をむく。殻と頭は取っておく。背わたを取り除いた身は、冷蔵庫に入れる。

ラングスティーヌの殻と頭は、鶏のフォンに入れて、軽く濃度がつくまで10分程加熱する。シノワでこし、とろりとするまで煮詰める。そこにみじん切りのトリュフを加え、塩、コショウで調味し、使うまで保温しておく。

スペルト小麦とトランペット茸のリゾット:

エシャロットの皮をむき、みじん切りにする。菜種油で柔らかくなるまで炒める。(弱火で約5分)

トランペット茸は、水洗いしてしっかり土を落とし、水気を切る。縦に細く切る。1/2をエシャロットと合わせ、残りの1/2は取っておく。

ニンニクの皮をむいて、つぶす。タイムは、みじんぎり。茸に加え、2分炒める。そこに、スペルト小麦を入れて1分炒め、次に熱い鶏のフォンをかき混ぜながら少しずつ加える。スペルト小麦がアルデンテになるまで、20分程加熱する。煮えたら、バターを加え、塩、コショウで調味し、保温しておく。

仕上げ:

パセリはみじん切り、パルメザンチーズとトリュフはおろす。全体をよく混ぜ合わせる。

盛り付け:

フライパンに菜種油を熱し、ラングスティーヌと残りのキノコを約3分焼く。トリュフ風味の煮詰め液をナッペする。温めた皿の中央にリゾットを盛り、上にラングスティーヌとトランペット茸をのせる。パセリ、パルメザンチーズ、トリュフのミックスをふりかけ、最後に菜種油をたらす。

お薦めワイン

見た目も麗しい一皿の中に、素朴なスペルト小麦と高級なラングスティーヌとトリュフを合わせるという、非常に食材のコントラストの印象的な料理です。なんといっても新年のお祝いですから、おのずと飲み物はスパークリングワイン、もっと言えばシャンパーニュということになるでしょう。選ぶなら、フルボディーの熟成したタイプ。これなら、トリュフの強い香りや、スペルト小麦の歯ごたえや、エビのデリケートな身をしっかり受け止めてくれます。オーク樽で熟成したワインの率が高く、ピノノワール主体で、ボトルで長期熟成させた Philipponnat Royale Reserve Brut NVがふさわしいでしょう。手に入らなければ、オールドヴィンテージのシャンパーニュか、あるいは購入してから2,3年たった辛口のノンヴィンテージのシャンパーニュを選ぶといいでしょう。(飲まずにがまんして取ってあればの話ですが!)

フィルタ

インタビュー: 東京校卒業生 宍倉 ヨナタン

インタビュー: 東京校卒業生 宍倉 ヨナタン

ミシュランの3つ星シェフとして世界的に名高いフランス料理の巨匠ピエール・ガニェール氏がプロデュースするレストラン「ピエール・ガニェール」。ANAインターコンチネンタルホテル東京にある同レストランに勤務する宍倉ヨナタンさんは、東京校で料理ディプロムを取得した、将来有望な若手シェフです。

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